青石
青石分布図
徳島を車で走ると、畑が何だか青かったり、道端のそこかしこにも青い石がごろごろしているのに気が付きます。
そう、「伊予の青石」と並んで、ここ徳島も「青石」の宝庫です。「阿波の青石」と呼びます。
この「青石」は専門用語で言えば「緑色片岩」と呼ばれ、本来は地中深く、ゆっくりと圧力がかかって作成される岩だとのことですが、四国の場合は南北から圧力がかかって隆起して地上に出たものと言われております。こうした石がなぜ注目に値するかと言えば、畿内を中心とした古墳群には必ずと言っていいほどこの「青石」が壁の一部分に用いられているからです。
一方、徳島では古墳は小規模ですが、古墳の壁はこの「青石」がびっしりと敷き詰められているのです。巨大古墳の一部にしか使われていない貴重な石が徳島には当たり前にあるのです。前述の徳島の畑が青く見えたのは、この青石の粉末で畑ができていたからです。
大和朝廷が巨大な権力を持っていて、阿波がその支配下にある力関係だとしたら、この貴重な「青石」を「献上せよ。」と命じればすむことで、何も一部だけ使ったりせずに巨大古墳の壁をすべて覆わせればいいわけです。それをできなかった点にも阿波と大和朝廷の力関係が感じられるのです。
関連ページ
- イヌマキ
- 隠された阿波古代史。阿波国風土記（阿波風土記）を探っていくと超古代！日本人は世界を担う大変な役割を持っていたことがわかってきます。世界の中での日本人の役割とは？なぜ阿波は隠されたのか？えらこっちゃ、えらこっちゃ、よいよいよいよい〜！
- さざれ石
- 隠された阿波古代史。阿波国風土記（阿波風土記）を探っていくと超古代！日本人は世界を担う大変な役割を持っていたことがわかってきます。世界の中での日本人の役割とは？なぜ阿波は隠されたのか？えらこっちゃ、えらこっちゃ、よいよいよいよい〜！
- 板野郡戸籍
- 隠された阿波古代史。阿波国風土記（阿波風土記）を探っていくと超古代！日本人は世界を担う大変な役割を持っていたことがわかってきます。世界の中での日本人の役割とは？なぜ阿波は隠されたのか？えらこっちゃ、えらこっちゃ、よいよいよいよい〜！
- 古墳と神社の組み合わせ（城王（すきのお））
- 隠された阿波古代史。阿波国風土記（阿波風土記）を探っていくと超古代！日本人は世界を担う大変な役割を持っていたことがわかってきます。世界の中での日本人の役割とは？なぜ阿波は隠されたのか？えらこっちゃ、えらこっちゃ、よいよいよいよい〜！